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「インターナショナル浮浪者」という生き方

私はもうだいぶ昔に人生の後半戦に突入した40代のオジサンなのですが、正直長生きなんかには全く興味がなくて、還暦はさすがにいいかな、、、って感じです。あと10年くらい生きたらもう適当にあっちの世界に移ろうかなと。

 

私は他人に自分のことを話す際に、自身のことを「インターナショナル浮浪者」、「国際浮浪者」なんて形容することが多いです。一応月収という名目で給料をもらっているからブログやSNSでは「サラリーマン」と言っているだけで、実際はフリーターです。こんな年齢ですが、フラフラしているわけです。海外というか外国は特に好きでも何でもないのですが、同じ場所に長くいるのが苦手なのに加え、やっぱり日本にいると世間の目が冷たいので、実際のところは自分を知る者のいない海の向こうに逃げてきたといった方が正しかったりします。

 

自分は貧しい家の出で、まともな教育も受けていませんから、私が書く文章を読めばわかる通り、日本語能力もガタガタです。かと言って他に得意なこと、できることもなくて、ただ稼いで食うだけのその日暮らしを長年続けてきました。

 

まあそれでも、この年齢まで何とかやってこれましたから、運だけは良かったのかなと思っています。貯金もないし保険にも入っていないので、大きな怪我をしたり病気に罹ったりしたら、もうそれでおしまいですから。

 

最近では、「終活」について意識することが増えました。資産なんかは皆無なので、普通の人が考えるような様々な行政手続きに関する心配はありません。私が考えているのは、「残りの時間であと何をしたら気持ち良く死ねるだろうか?」ということです。

 

何分私は頭が悪いので、中二的発想に素直に従い、ヒントを探す小旅行に行ってきました。

 

行き先に関しては迷いませんでした。なぜか急にふと、ある一枚の絵が頭に浮かんだのです。私が大好きなドラクロワのあの絵。20代の頃は上質紙にプリンタで印刷して部屋の壁に貼っていたくらい好きなあの絵。すぐに決断し、飛行機に飛び乗りました。

 

空港からRERのB線に乗り約30分、駅に着きました。

 

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そこから町並みを楽しみつつ、途中のバーで水分補給(という名の飲酒)をしつつ、しばらく歩いて目的地に到着。

 

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当ブログは旅ブログではないので旅の話はここで止めますが(続きは飛行機ブログの方で紹介予定)、今回は特に得るものが大きかったです。

 

今住んでいる国の食事は不味いので、食事や飲酒も楽しんでしまいましたが、実は私にとって旅の主な楽しみは、現地の地元民との交流と、人間を含めた広義の「景観」の観察です。フランスというのはある意味アメリカ以上に典型的な人種のるつぼであり、真っ白い肌に金髪の美女がいれば、黒人や中東系、移民なんかも非常に多いです。アジア人もそれなりにはいますが、決して多くはありません。あの国では平たい顔族は浮きますから、特に日中韓の男性なんかだと行ってもあまり居心地良くは感じないかもしれません。

 

まあそれは置いておくとして、向こうの連中の生き方からは学べることが多いなと私は感じました。「人生をどう生きるべきか」、「人生の楽しみ方」、「美しいものを愛で、称賛することの価値」、そういったことを向こうの人たちはよく理解しているのだなと感じたのです。

 

日本人が彼らの生き方を見たら、もしかしたら「自己中」、「自分勝手」と思うかもしれません。でも、それは違うと思うんですよね。我々日本人にはよく「思いやりの心」があると言われるわけですが、果たして本当でしょうか?

 

我々日本人は常に「理由」を求めます。何か始めたりするためにいつも理由を必要とするのです。すなわち、いつだってそこに「自分」はいないのです。

 

総合して考えてみると、「自分」とか「個」というものの位置付け、ないしそれらに関する認識のようなものが決定的に違うのではないかなと。

 

まあ文化比較論のレクチャーをしたいわけではないのでもう止めますが、私にとって旅というのは、こんな感じの思索を誘起してくれる素敵な存在だったりするわけです。

 

もちろん、だからって、みんな仕事辞めてフラフラしようぜ〜!なんて言うつもりはありません。人それぞれに幸せの形というのはあるものですし、こんな年齢で結婚もせずフラフラしている私みたいなのは決して褒められる存在でないことは理解しています。

 

ただ、ネットのニュースなんかで日本の若者が自殺したなんて話を見聞きすると、「もったいないことしやがって、、、」と毎回思うのです。色々と背景はあるのでしょうが、あまり「世界」を狭いものだと思い込まないで欲しいなと。私は言うなれば日本社会からの「逃亡者」、要は現在進行形で逃げているわけです。でも、思い悩んで自殺するくらいならガンガン逃げればいいんじゃないかなと思うんですよね。

 

そりゃみんながみんな私みたいなごろつきだったら困るけれど、少しくらいならこういう生き方をする人もいて問題ないんじゃないかなと。そういうごろつきが、こうやってブログなんていうメディアを通して誰かをエンカレッジするなんてのは、決して悪い話ではないんじゃないかなって。

 

最後に結論を書いて終わりたいと思います。私には絵心も、美しい旋律を紡ぎ出す音楽の才能もありません。ただ、こんな生き方を長年してきましたから、私にしか語れないことは決して少なくないと考えています。残念ながら文才もないわけですが、こうやって平易な言葉で語りかけることくらいはできるわけで、そういったことに残りの時間の一部を使うことができたらいいなと考えています。