blacknote

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got lost

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どうも最近、「これから先、自分はどうなるんだろう、、、」なんていう漠然とした思いにどっぷり浸かることが多い。

 

今年で今の仕事は辞めるつもりで、現在は社畜しながら就活中。

 

「将来に対する不安」なんていうありふれた言葉で形容可能な部分ももちろんあるわけだけど、それだけではちょっと足りない、何とも言えない虚無感のようなものがある。

 

若い頃、20代の頃は本当に毎日が充実していて、自分で言うのもアレだけど、キラキラ輝く将来有望な若者と言っても怒られない程度ではあったと思う。当時は欲しいものはほぼ全て手に入っていたし、将来もっともっと上へ上へと上がっていけるはず、という根拠のない自信というか、希望のようなものがあった。

 

今の自分にはその「希望」がない。別の言葉で言うと、生きていくことに対するモチベーションが極端に弱いのだ。

 

「欲しいもの」を聞かれたとして、いまいち答えが思いつかない。

 

もう美味しいものは十分食べたし、高級なお酒もそれなりに飲んだ。それなりに旅もしたし、美しいものもたくさん見てきた。

その結果、最近では何を食べても飲んでも、どんな芸術作品を前にしても、もうさほど感動しなくなった。

 

人生における一大スペクタクルは恋愛であると私は確信しているけれど、それももう楽しんだ。

 

あと、他に何か、人生における楽しみはあるだろうか?

 

職業人としての地位? 名誉? 富?

 

地位や名誉になど、興味を持ったことはただの一度もない。私は世の中のほとんどの人間は自分よりも頭が悪いと確信しているから、そういった連中に賞賛されることに魅力など感じるはずがない。ただ、やっぱりお金は欲しい。と毎回一瞬は思うのだけれど、他人に迷惑をかけずに生きていける程度あればそれで十分かなとも思う。自分がお金を持ったら、それこそ女の子でも買ってしまいそうだから。そうやって品を欠くくらいなら、今みたいに貧乏で、世の中を睨みつけながら生きていくくらいがちょうどいいのかな、なんて思ったりもするのだ。

 

たまたまこの世に生まれて、ただ生きているだけなわけだから、そこに何か特別な意味合いを求めること自体が間違っているのかもしれない。

 

誰もが羨ましく思うようなレベルの高学歴エリートがテロリストになって自爆テロを起こす、なんてのは近年ではよくある話だけれど、自分にはそのカラクリがよく分かる。世界の全てがくだらなく思えた時に渇望するのは、「誰かに必要とされること」だ。自分のことを認めてくれて、讃えてくれて、託してくれて、持ち上げてくれる存在を望むものなのだ。

 

でももう、自分はそういう人間くさい部分の向こう側に行ってしまったのだと思う。

 

表も裏も全部引っ括めて、何もかもがお笑い種。何もかもが大きなスケールで見たら刹那的なショーというか、スキットみたいなものであって、ただただアホくさいなって。

 

よく若者が、「自分のやりたいことが見つからない」なんて言うけれど、私は今まさにそれで悩んでいる。「金のために働いて、金が入ったら遊ぶ」なんてループが人生において確立している人は多い。自分もそんな感じの生き方ができたらどれだけ幸せだろうかと思う。でも、どうしてもそれができないのだ。自分は独りぼっちでそういったループの外にいて、如何にもこうにも中に入ることができない。

 

人生という名の有限の空間において、今の自分は完全に迷子なのだと思う。

 

あと数十年生きて、寿命の尽きる際に強制的にその空間からログアウトして終了。そんな感じになるのだろうか。

 

もしかしたら、「鬱病なのでは?」なんて心配してくださる方も少しくらいはいるのかもしれないけれど、それはあり得ない。私はあんなものはフェイクだと思っているし、人間が都合よく作り出した「病気」だと確信している。だから、私はどんなに望んだところでそういった類の精神疾患には罹れないし、そういった意味で、「患者」として誰かに優しく扱ってもらうことも叶わない。

 

特に自分自身に自信があるわけではないし、プライドなんてものもない。それなのに、世界の全てを下に見ることをやめられない。とにかく何もかもが自分にとってはくだらないものに思えてならない。

 

迷子、迷子、迷子、、、

 

向かうべき場所の方角が分からない。

 

いや、向かうべき場所があるのかどうかすら分からない。

 

いや、それも違う。向かうべき場所なんてないってわかっているから、迷子なんだ。