亡国日本の未来に想いを馳せて、、、
変わってしまった日本人
東京という街を歩いていても、インターネット上で様々な情報に触れていても思うわけだが、日本というか、日本人は大きく変わったなと思う。
かつてのイメージとしては、「勤勉で真面目」、「礼儀正しい」、「マナーが良い」、「己を律することができる」、「世間体を非常に気にする」、、、とまあ、こんな感じだろうか。おそらく「うん、うん」と頷いてくれている読者さんもいることだろう。
では、現実はどうだろうか?
あなたの周囲に、勤勉で真面目な人はいますか? 私からしたら、中国の若者たちの方が現代の日本人よりもよっぽど真面目でよく学びよく働く。みんな少しでも豊かな暮らしをしようと、家族に少しでも豊かな暮らしをさせてあげようと必死なのだ。
礼儀正しい人、マナーが良い人も減った。例えば、飲食店で店員にタメ口をきく日本人、多いと思いませんか? 最近読んだ記事には、「チェーン店で食事後に『ご馳走様』と言うのはおかしい」なんて話が出ていたけれど、あなたはどう思いますか?
己を律することができている人なんて一体どれだけいるのだろうか。最近話題の「バイトテロ」なんかもそうだし、「煽り運転」もそうだ。ストレス耐性がなく、キレやすい人が増えた。
世間体を気にするようなタイプの人も減ったなと思う。他人にどう見られるかではなく、自分自身がハッピーかどうかを重視する人が増えた気がする。
兎にも角にも「自己中心的」な人が恐ろしく増えたなと、それが個人的な感想だ。
同調圧力
色々な要因が考えられるとは思うが、特に重要なのは「同調圧力」が悪いものであると一般に認識され、逆サイドへのプレッシャーが強まったことではないだろうか。
少々雑な例えではあるが、膨らんでいる風船に針で穴を開け、中に「閉じ込められた」空気を「解放」してやったら、一体その空気はどこに行くのか?という話なのだと思う。
もちろんその答えは単純で、一気に拡散し新しい平衡状態に達することになる。このことが全体のエントロピーを増大させることは言うまでもない。
あくまで解釈の問題だが、個人的にはこのエントロピーが増大することこそが社会全体における様々な格差拡大のソースになっていると考えているし、延いては個人個人が感じるローカルなプレッシャーを増大させることにも繋がっていると考えている。
まあ要は、かつてよりもはるかに自由にはなったけれど、何でもかんでも自分で決めなければならない世の中になったが故に、我々は「迷子」になりやすくなったのだ。例えば、パリでもニューヨークでもどこでもいいけれど、一人で海外旅行に行くとして、「完全自由行動」を選ぶ人がいないわけではないとは思うが、一般的に言えば日本人の過半数はガイド付きのツアーを希望するだろう。
幸福度は自由度に必ずしも比例するわけではなく、自由度が一定の水準を超えると負の相関を示すようになることがあるのだ。
個人的には、社会全体の幸福度の平均値を上げるために適度な「外圧」は絶対に必要だと考えている。同調圧力というものに関しても、ある程度はあって良いと思っているのだ。
わかりやすい例を挙げよう。「彼女できた?」、「結婚はまだ?」、「子供はまだ?」、、、なんていう発言は現代の日本社会ではもちろんご法度だ。理由は説明するまでもないだろう。
だがどうだ、現実は。東京の街中には、30代後半や40代にもなって恋人すらいない小汚い中年オヤジが溢れている。給料ばかり高くて女性ホルモンが枯渇したしわくちゃ独身オバサンも増えた。
ああいった連中は一体将来どうやって生きて行くつもりなのだろうか?
例えば、将来親の介護が必要になったらどうするつもりなのだろう?
例えば、将来自身が深刻な病気に罹ったらどうするつもりなのだろう?
私の知り合いは40代後半で持病の腰椎椎間板ヘルニアが酷くなり仕事ができなくなったけれど、そんなのは決して珍しい話ではない。私の話をするなら、私の祖父母は全員70代で認知症になり、私の母はかなりの苦労を強いられた。でもやはりこれも全く珍しい話ではない。
適度な干渉やプレッシャーは決して悪いものではないと私は思っている。
日本の暗い未来
少子化や人口減少の問題はここでは割愛するが、それらを除いても、日本社会は15〜20年後くらいには悲惨な状況になっていると思う。
特に、治安が非常に悪くなっているだろうと私は予想しているのだ。
現状や将来へのストレスを自己処理できず、自暴自棄になって通り魔になるような人が増えるだろう。治安を維持するのに必要な数の警察官を確保するのも難しくなるだろう。最近の若者たちが、生命リスクがある上に当直や転勤まである仕事など積極的に選ぶとはとても思えない。となれば、当然程度の低い人間を雇用せざるを得なくもなるわけで、不祥事なんかも増えるだろう。
終身雇用や年功序列は完全に崩壊しているだろうから、人材の流動性は高まっていると思う。しかしながら、そういった社会になれば当たり前だが能力の低い者は徹底的に虐げられることになる。資本主義のピラミッドが縦にグッと引き伸ばされるわけで。
これから日本社会には貧国からの労働者が大量に流入してくるわけだが、連中の中にはピラミッドを駆け上がる猛者もたくさんいることだろう。結果、純日本人の中には不満を持つ者も当然現れるだろうし、このことが更なる治安の悪化をもたらすことは言うまでもない。
別のリスクにも軽く触れておこう。私が中国政府の幹部なら、あの手この手を使って少しでも多くの若者を中国から日本に送るだろう。もちろんこれは日本人の血を中国人の血で染め上げるためだ。海外に住めば恋人くらい簡単にできるもの。国籍の違いは恋愛においては時にスパイスにすらなる。そうやって血を薄めていき、自然な形で吸収していく戦法を取るだろう。国取りにミサイルは必ずしも必要ではない。人口(血の量)は価値だ。
解決策
それでは、そんな状況を何とかする方法はないのだろうか?
もちろんある。
私を日本国の総理大臣にすればよい、それだけだ。あとは俺がやる。
後書き
最近思うわけですが、人の話を聞けない人が増えたというか、話が通じない人が増えたというか、、、全体的に日本語能力の低い人が増えたなって。
ブログの記事に対するコメントを読んでいても、「なんでそうなるの???」なんて思うことが多いんですよね。
今後日本の中学・高校における英語教育が強化されるそうですが、外国語教育に関してどうこう動く前に、もう少し日本語教育をしっかりやったらどうなのかとつい思ってしまいます。
能力低下の原因は単純です。毎日何時間もSNSばかりやっているから馬鹿になるのです。省略ばかりの短文でのやり取りばかりしているから、長い文章全般、特にフォーマルな文章を読んだり書いたりすることに対して自然と抵抗感を感じるようになってしまっているのです。
先日、某企業の方から企業案件の紹介メールが届きましたが、文面の中に日本語の間違いというか、「普通そういう言葉遣いはしないでしょ、、、」と思えるような箇所があり引いてしまいました。リクルートという会社は社員に対して十分な教育をしていないのでしょうか、、、
少々話が逸れましたが、兎にも角にも、日本というか、最近の日本人には問題が多過ぎます。自らの権利ばかり主張して、「社会の構成員としての自分」から目を背けている人たちばかりなのです。
相互扶助に纏わる責任とか、理解していませんよねみんな?
子供を持たない人がものすごく増えましたから、社会人としての「責任」一般に関する認識や理解が足りない人も増えたということなのでしょうか。
仕事柄、これまで色んな国の人と付き合ってきましたが、日本というのは世界最高の国だと私は今でも思っています。ディストピアなんかにしたくないじゃないですか。。。