あと1週間でクリスマスか、、、
昔はシャンパンを飲みながら美味しいものを食べて、彼女とプレゼントの交換をして、日付が変わる頃にはベッドの上でサンタコスの彼女を、、、
とまあそんなことを考えていてふと思ったのだけれど、日本におけるクリスマスの存在感も近年結構変わってきたよなと。
かつてのクリスマス
欧米では家族でしっぽり過ごすイメージの強いクリスマスだけれど、日本では何と言っても「恋人の日」。
自分が若い頃には、この日の夜、女の子と一緒に過ごせるかどうかは極めて重要なことだった。
俗っぽい話にはなってしまうけれど、誰もがこの日の夜を異性と一緒に過ごすということの意味を理解していたし、それはバレンタインデーのように女性が一方的にプレッシャーを感じるようなものではなく、極めてフェアな関係において成立する時間であったと思う。だからこそ、その日にそういった時間を過ごすことは、男にとっては自信の種にもなり得るものであった。
かつては、クリスマスに予定がないなんていうと男友達からからかわれたりすることもあったけれど、そういった際のネガティブな感情が背中を押してくれた結果、積極的な行動が誘起され、縁を掴み取ることに繋がるなんてケースも少なくなかった。
現代のクリスマス
しかしながら、現代の日本においては、クリスマスにデートの予定があるかどうかなどほぼほぼ意味を持たないと思う。
自由主義、個人主義がグイグイ推し進められ、他人のプライベートに口を挟めばハラスメント。
他人に干渉したところでリスクしかない。関心を持たないことがいつだってベター。
そりゃ少子化が進むわけだ(笑)
人と関わらなければ傷つくこともない。大切な存在ができれば、幸福が倍になると同時に苦しみも倍になる。穏やかさを重視する現代人的にどちらが正解なのかは火を見るよりも明らかだ。
家という自分だけの安全地帯で、好きな動画でも見ながら、好きなものを食べ、好きなものを飲み、のんびり過ごす。これ以上の過ごし方が他にあるだろうか。
好きなアーティストのクリスマスライブに足を運ぶのもいいだろう。世界はエンターテイメントに満ちている。
これからのクリスマス
これはあくまで個人的な予想だけれど、今後はもっと合理化というか、それこそ人工知能の技術でも活用して、マッチングがうまくなされるようになるんじゃないかなと考えている。
例えば、私のように、「クリスマスの夜、食事に付き合ってくれる異性が欲しい」と願う人がいたとして、そういった人たちの間でマッチングがうまくなされないということは、機会損失そのものであると言える。
即席カップルであっても、どこかで食事をすれば経済効果となるし、その後も関係がうまくいき、最終的に結婚し子供ができればそれは国家の存続に寄与する素晴らしい効果となる。
したがって、今後の日本においてはこの男女間のマッチングが非常に重要な意味を持つことになると思う。もちろん、既にそういった関連の取り組みを始めている地方自治体はたくさんあるし、それに寄与せんとするスマホアプリやらSNSなんかもたくさんある。
ただ、まだ不十分だと思う。明らかに不十分。
なぜなら、現に私には今年のイブの予定がないからだ。
繰り返すが、これは機会損失である。私にとってだけではない、広く社会に関係した話なのだから、私がイブの夜を一人で過ごすことになったら、あなたにも間接的に損失が生じるのだ。
もし仮にあなたが女性で、私と同じくイブの夜の予定が空いているのなら、現在ご自身が置かれている状況をぜひ冷静に分析していただきたい。
「1」と「1」が離れていて相互作用しなければ、総和は永遠に「2」でしかない。
相互作用によって、「2」よりも小さくなってしまう可能性はある。しかし、「3」や「4」、もしくはそれ以上になる可能性だってあるのだ。そんな奇跡を起こせるのが人間という生き物なのだ。
取るべき行動は明白だろう。
北京にて、お待ちしています。